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澤さん

2010年02月21日 20:54

澤崎俊和。1997年のセリーグ新人王。

さわさん1

彼がルーキーだったその年、僕は某スポーツ用品店のルーキーとして「いらっしゃいませー」と連呼しながら
商いしてました。

その頃の澤崎投手の記憶はありますよ。完全にテレビの中の人でしたから。



同級生です。でも「澤さん」と呼んでます。

カープに入った頃は年下の選手でもさん付けしてましたから、その名残です。

でも今は敬語としての澤さんじゃなくて、仲良しとしてのさん付け。

塁が退団したので、今や唯一の同級生。


滅多にご飯を食べにいく機会がないのですが、

行ったら行ったで、この男と話しだすと僕も澤さんも熱いです。

熱くなって、ちょっとケンカ腰になってきた所で

「まあな。まあな。そりゃそうかもな」といって、ちょっと引く所がお互い絶妙です。



今日は「アスリートとはなんぞや?」みたいな事で熱く語りました。

スノーボードのHPのショーンホワイトはアスリートか?みたいな話で。

言える事は

「彼は金メダリストだ。」ということ。それは紛れも無い事実ですから。

アスリートかどうかは、人それぞれ価値観が違うから、という結論でした。


さわさん2

ブルペンキャッチャーのまっちゃんと3人で討論しました。

まっちゃんも、結構持論を展開します。

キャッチャーだけあって、観察してます。人間観察も含めて。




澤さんの現役最後の年に、僕は2軍だったんですが

ある日

「サーキットトレーニング作ってくれ。めちゃくちゃきつくても構わないから」と言ってきました。

確か雁ノ巣でリリーフ失敗した後だったかと。

僕も少しだけ覚えてますが、低めの、ストライクからボールになるスライダーを

打者が全く手を出さなかったんです。



武器であるスライダーが通用しない。

当時、本人が教えてくれたんですけど

原因は下半身の粘りがなくなって、リリースが早くなって、

その分曲がるのが早すぎて見切られると。

だからスライダーで空振りがとれない。



復活の鍵は下半身強化でした。



真夏の由宇のサブグランドでマンツーマンで、時には矢野修平(現ソフトバンクトレーナー)を巻き込んで

倒れるまでとことんやったのを今でも覚えています。

あきらめない姿勢は当時の若いピッチャーには刺激になったと思います。

何より、僕自身刺激を受けました。





この日の会話の中で

「もう一回野球やれたら、今度は野球だけしか考えずに、本物のアスリートとしてやりたい」と言ってました。

職業としてやっていると、どうしても妥協する場面もありますよ。

若いときは勢いで出来ますから。

歳を重ねて、故障して、やりきってなかった事に気づくんですよね。

人間誰でもそうです。

日々全力でなんて言う事は、なかなか出来ない。




残念ながら現役最後の夏になってしまいましたが、

あの姿は、間違いなく本物のアスリートの姿だったと思っています。




今、3軍で故障選手の復活を助けるポジションにいますが

あの時のような苦しみを知っているから、

伝えていける経験があるから、

僕は適任だと思います。




成功者には分からない苦しみ、

妥協してきた人には分からない努力を

全て知ってきた人が

結局、人を復活させることが出来ると思っています。




お互い、頑張りましょう。





コメント

  1. たあ | URL | -

    鈴川さんお疲れさまです

    頑張れ49年会!!!

  2. M | URL | -

    鈴川さん、こんばんわ。

    何だかすごく心に染みるお話でした。
    「もう一回野球やれたら、今度は野球だけしか考えずに、本物のアスリートとしてやりたい」
    という言葉。
    きっとやってる時は全力のつもりなんだけど、生活してると他のことが邪魔して完全な「全力」じゃない時、ありますよね。というより、そういうときがほとんど。
    純粋にそのことだけ考えて「全力」でできるようになりたい。
    今の私のテーマかもしれません。

  3. ひな | URL | M0VJbENs

    ありがとうございました

    こんばんは。いつも楽しみに拝見しています。
    ただ今回の内容は…号泣してしまいました。
    ちょうど、昨日東光寺に行って久しぶりに澤崎さんに会って?きたところでした。
    野村監督の引退試合、澤崎さんにとっても最後の試合で、少しでも投げて欲しかったのですが、それも叶わず…。
    ファンとして消化不良で、勝手にまだ出来るのにと思っていました、ずっと。
    でも鈴川さんが書いて下さったので、やるべきことはやって、澤崎さん本人は納得出来ていたのだと、確認することが出来ました。
    指導している選手とずっと同じ動きでボールを返して、丁寧に教えていられるのを見て、本当に『適任』だと思いました。
    これからは、リハビリ中の選手や育成選手が活躍することを楽しみに見て行こうと思います。
    書いて下さってありがとうございました。

    最後に…以前『酒乱気味』と澤崎さんご本人が言われていた気がするのですが、大丈夫でしたか?(笑)
    これからも、色々なことを書いて下さい。
    楽しみにしています。

  4. ビバくろだ | URL | -

    こんばんは。
    澤崎さんや山内さんや幹英さんがもっと長く現役でいられてたら…と今まで何度思ったか知れません。
    そんなこといってもどうにもならないので、「若くで辞めた人たちだからこそ今の選手たちに上手く教えられることがあるんだ」と考えていますけど。
    私も「適任」だと思います。熱くなってもちゃんと引けるようになるのが「大人」ですね(笑)。

  5. ぴろこ | URL | -

    こんばんは
    沢崎さんは私の親友の『青春』だった方なので私にも思いいれのる方のひとりなので
    ちょっとじーんってきました。
    お顔に出てるお人柄そのものな感じのかたですよね

    今の私の思い入れのある選手「広池投手」の復活へのお手伝い・・・
    よろしくお願いします

  6. りぉ | URL | SqdK3jK.

    澤崎さん。

    私は広島生まれの千葉育ちなので、千葉出身の澤崎さんは特に思い入れが強く、活躍される姿を見ては元気をもらってました。
    だから今日のブログは凄く嬉しかったです。
    鈴川さん、私の知らなかった『本物のアスリート・澤崎俊和』の姿を教えてくださってありがとうございます。
    じーんと来ちゃったし、また元気をもらっちゃいました。

    澤崎さん、山内さん、幹英さん。
    他の方も書かれてますが、まだ現役でいたっておかしくない3人なんですよね。
    でも若い選手が多いカープ投手陣だからこそ、『痛み』を知る3人の存在は絶対に必要だと思っています。

  7. kankan | URL | L8suO3qA

    澤さん♪

    あー、いいですねぇ、熱いトーク。
    私もまぜて欲しかったです。
    アスリートとは何ぞや。
    オリンピックみてるとほんとに思います。
    人間とは思えない技を繰り広げているのを
    見せ付けられると。

    >成功者には分からない苦しみ・・・
    同感です。
    高橋大輔さんの今回の復活はあの怪我が
    あったからこそと思っているのですが。
    すいません、同郷なもんでひいきにしてしまいますが。
    苦しみを知っているからこそ、
    痛みを経験しているからこそ、
    の人はそれ以上のものを得ていると思います。
    またそういう人が人を育てられるのだろうと
    私は思っています。
    澤さん、これからもヨロシクお願いしますね!

  8. 澤崎俊和さん

    同期入団で同級生の黒田博樹投手の活躍が目立っています。その年のドラフト1位は、澤崎さんでしたね。入団当時、未来のカープをになうのは、黒田さんと澤崎さんと山内さんだと思ってました。早い引退は残念でしまが、これからのほうが大事です。頑張って下さい。

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